人生で最も高い買い物となるであろう、マンションの購入。数年前から、購入するか否かを悩みながらも物件を見に行ったりしていたが、もっと早く買えば良かったと後悔している。もっと早く買っていたらこんなにメリットがあったのに…というのを、購入を躊躇している独身女性にぜひ知って欲しい。
もっと早く買っていたら無駄な家賃を払わずに済んだのに
賃貸の場合、家賃は支払ったら何も残らない。でも購入した自分の所有物件なら、資産として残る。今は低金利の日本。頭金がなくてもローンは組める。いま払っている家賃と変わらない月々の返済で資産が増えるということは、もしその家から出たくなった場合でも、売ればお金が残る。家賃は本当に何も残らない。私は10年以上賃貸で一人暮らしをしてきて、支払った家賃は総額1000万円を超える。もったいないことをしていたなと切実に思う。
もっと早く買っていたらローンも早く終わっていたのに
私もそうだが住宅ローンは35年で組む人が多い。35年というのは、銀行が設けている返済期間の最大期間で(最近では40年というところもある)、多くの人はこの最大期間でローンを組み、早く返したい人は繰上げ返済をして期間を縮める方法を取る。返済期間を短くすると、その分月々の支払額も増え、そうするとローンの審査も通りにくくなってしまう。なので私も35年で組んだが、ローン完済時の年齢が70歳を超えるので、今のうちに定年後の資金繰りも考えておかねばならない。
もっと早く買っていたら値段も安かったのに
地価が高騰し続けている都心では、早く買った方が良い。7年前にも一度マンション購入を検討した時期があったが、当時よりも同じマンションの部屋が30%も価格が上がっていた。築年数は古くなる一方なのに、だ。
また、長らく続く低金利も、いつまで続くかわからないので、早くにローンを組んでいた方が、低金利の恩恵を受けられる期間が長くなるだろう。
もっと早く買っていたら税金が安く済んだのに
マンションを買うと、いろんな税金がかかる。不動産取得税や固定資産税など。現在は、住宅ローンの控除により、減税措置がなされているが、これも年々改悪しており、現時点ではまだこの制度があるものの、2025年12月末で終了する予定となっている。そして売る時にも、購入時よりも高く売れた場合は、利益に対して税金がかかる。5年以内だと約40%も税金がかかる(5年を超えたら約20%で済む)。早くに買って長く住んだほうが、税金も安くなるということだ。
もっと早く買っていたら、子宮筋腫手術によるローン審査落ちの心配をしなくてよかったのに
ローンの審査には、健康についての告知が必要となる。銀行によって告知項目は異なるが、私がローンを申し込んだ銀行は、2年以内に手術をしていたり、3ヶ月以内に入院歴がある場合は告知をしなくてはならない。ローンの本審査には1ヶ月ほど時間を要すため、その1ヶ月もの間、ちゃんと通るのかどうか心配な日々が続いた。また、私が購入したのは、子宮筋腫の手術後であったが、物件探しや不動産会社との面談などは手術前に進めており、ある不動産会社の担当者にこれから手術を受けることを告げると、「ローンが通らないこともある」と不安になる言葉をぶつけられることもあり、病気になる前に買っておけばこんなに心がモヤモヤ、ヒヤヒヤすることはなかったのになと思う。