子宮筋腫は無いに越したことはない。子宮筋腫があることにより、妊娠しにくかったり、妊娠しても流産や早産のリスクが高まる。ただ、あっても命に関わるものではないし、子どもを望まないなら子宮筋腫と共存していく選択もある。筋腫のサイズによっては切除しなくても妊娠出産はできる。私はいつかは子どもを授かりたいと思っていたけどまだ結婚の予定もなく、サイズも微妙なライン。37歳独身の私は、ものすごく悩んだ。
悩んだ理由は2つ
いちばん大きな悩みは、切除手術をしたら、出産の際に自然分娩ができなくなるということ。つまり、選択の余地なく帝王切開での出産となる。子どもを産んだことのない私はまだ出産のイメージは具体的にはないが、陣痛を経験して踏ん張って産みたい、という意識があった。と同時に、お腹を切る帝王切開なんて怖すぎる、と思っていた。
もうひとつの悩みは、私の筋腫のサイズ。お医者さんいわく、筋腫のサイズが7cmになると切除を勧めるとのこと。私の場合は5.5cmで、まだ取らなくても大丈夫なライン。そんな中でお腹にメスを入れる恐怖もあり、手術すべきかどうか悩んだ。
子宮筋腫切除を選んだ理由
理由のひとつは、筋腫が急に成長したこと。子宮筋腫自体は以前からあり、少しずつ大きくはなっていたが、直近での成長幅が大きく、同じペースで成長を続けた場合にすぐに7cmに達してしまう。
2つ目の理由は、子宮にメスを入れると、術後半年〜1年は妊娠してはいけないということ。37歳という年齢を考えると、妊娠はできるだけ早くした方がリスクは少ない。だったら、7cmになってから手術をするよりも、独身の今のうちに済ませてしまったほうが、いざ妊娠したいと思った時に悩まなくて良いと考えた。
3つ目の理由は、ただでさえ妊娠しにくい年齢になっていることと、妊娠できたとしても高齢出産で流産や早産のリスクが高いこと。なのでいざ妊娠を考えた時に、少しでもリスクを減らしておきたいと思った。
子宮筋腫切除のメリットとデメリット
前述と重複する部分もあるが、メリットとデメリットをまとめてみた。
メリット
- 不妊、流産、早産のリスクを減らせる
- 生理痛が減る
デメリット
- お腹にメスを入れる
- 術後半年〜1年、妊娠できない
- 自然分娩ができなくなり、出産は帝王切開となる
- 入院が必要
- 費用がかかる
