私が受けた手術は、子宮全体ではなく子宮筋腫だけを切除する方法で、正式には腹腔鏡下子宮筋腫核出術という。傷口は4箇所。術後は定期的に診察してもらい、妊娠許可を得て、今回の病気に関する一連の心配は解決した。
傷口ケアをせず後悔
腹腔鏡手術での傷は全部で4箇所。一番大きな傷は、左の骨盤の少し下で2cm程度。反対側に1cm程の傷と、おへその横に5mm程の傷、そしておへその中の傷。おへそは手術前日に看護師さんがきれいに掃除してくれた。術後、表面の傷は意外とすぐに塞がり、手術から3日後にはシャワーの許可がおりた。退院時はまぁ歩くと傷に響いたが、それも徐々に軽くなり、傷の痛みが完全になくなったのは、術後2ヶ月くらい。表面の傷はそれほど大きくはないが、ちょっとした切り傷とは違ってお腹の中まで開いているので、完治にはやはりそれなりに時間はかかるのだが、そこを甘く見ていた。傷口のケアをきちんとしておけば良かったと、今でも後悔している。ケロイドというほどひどくはなかったが、一番大きな傷口の皮膚が多少盛り上がって赤紫色になってしまい、まぁまぁ目立つ。傷口用のテープがあると後で知り、そういったものを活用してきちんとケアしておけば良かったと後悔している。
病理診断
手術で取った筋腫を病理にまわして良性か悪性かを診断してもらうのだが、4週間程度かかる。結果は良性で一安心した。
術後の検診
病理の結果を聞きに行ったときの術後4週間の時に1回、術後3ヶ月の時に1回、術後6ヶ月の時に1回、表面の傷とエコーでの診察をしてもらった。内側の傷もきれいに治り、新たな筋腫もできておらず、手術から半年を以って今回の病気における経過観察は終了となった。
術後のセックスと妊娠
手術時に37歳であった私は、妊娠に焦りもあり、セックスと避妊期間について先生にしっかり質問をした。術後のセックスは退院後2〜3日経てば問題ないとのことだったが、なにせ傷口がまだ痛むのでそんなにすぐには難しい。そして妊娠については、手術をする前にもともと術後半年〜1年後からと説明を受けていて、術後6ヶ月時の検診での判断と聞いていた。なので妊娠の許可が出るまではしっかりと避妊しなくてはいけない。低用量ピルは、術後1ヶ月から飲んで良いとのことだった。